この世には伝説に語り継がれた装備がある。
真の王のみが抜ける剣。
あらゆる厄災を防ぐ盾。
料理がちょっぴり上手になるエプロン。
手に入れれば世界を統べるとも言われ、お宝鑑定団に出せばCMをまたぐこと間違いなしの逸品。
常日頃、コツコツとためていた料理バルク、手持ちを確かめてみるとマスターシェフエプロンにポイントが届くようなので作ることに。

大口標準20の魔法のりんご、サベージペイント、怒りのブドウ、エッグボム。
作るのは簡単そうだけど、案外簡単じゃなかった。
サベージペイントの部族の実を手に入れるために善良なる部族の方々をアポカリプトのように惨殺するも全然ドロップせず。
「このままじゃ居残りサベージ(佐平次)だ」
と、ハイコンテクストなジョークを飛ばしていた頃はまだ余裕があった。
意外なトラブルとして、手に入れたエッグボムのバルクが高品質だったのだ!
……だったのだ、というか賄賂を使ってレベルアップしてたら高品質になってしまったのだけど。
大口の標準バルクは高品質の小口バルクでもOKとは言うものの、高品質の小口は高品質のエッグボムを20個納めなければならない。
料理用のタリスマンをつけたところで高品質のエッグボムの成功率は12.4%。

マスターシェフエプロンをつければ高品質の確率があがるというのに、マスターシェフエプロンを手に入れるために高品質が全然できない。
服を買いに行くための服がない状態である。
しかしまぁ、ものは考えよう。
私はソウルストーンに封印したとは言え現在も3キャラ忍者を使ってる忍者好き。
エッグボムはあって困るものじゃない。スタックできるようになったことに感謝。
なんとか高品質のエッグボム20個を作り、バルクに納めて完成。

まっさらな美しいマスターシェフエプロンがついに我が手に!
と思ってバッグパックの中を見たけど、見当たらない。
片隅に汚ったねぇボロ布みたいなのがあるけど、これ?

まっさらな純白だと思ってたのに、こびりついた血がどす黒く変色したような可愛くない色。

高品質ボーナスは30%(最高)でした。
いやぁ、日頃の行いがいいから80%くらい出ちゃうのかと思ったけど、今回はこのくらいで勘弁してやるか。
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